ファストファッションブランドで何を買ったらいいか分からない! 失敗しないアイテム選びとは

|スタイリスト・長友妙子が教えるファッションのセオリーVol.3

ファッション誌でも特集が組まれるほど人気のファストファッションブランド。でも、実際はどのように取り入れたら良いか分からないという人は少なくありません。リーズナブルに購入できるからこそデイリー服として活用したいものですが、どんなアイテムを選ぶのが正解なのでしょうか? スタイリスト・長友妙子さんに教えてもらいます。

―ファストファッションブランドで何を選んだら良いか分からず、インナーやオーソドックスなアイテムしか選べないという大人女性も多いようです。

長友:ファストファッションブランドをインナーで取り入れるというのは、大人の女性の選択肢として間違っていません。けれど、オーソドックスな“当たり障りのない”ものを選ぶものはどうでしょう。中には品質も機能性も高いブランドもありますが、多くはワンシーズン限定の素材感。無難なものを選べば長く着られるという考えが働くかもしれませんが、ファストファッションブランドでの選び方としてはおすすめできません。

来年は着られないかも…というトレンドアイテムこそ買うべし!


―定番アイテムを選べば、失敗も少ないと思うのですが?

長友:確かに、失敗することは少ないかもしれません。でも、無難に無難に…とお洋服を選んぶのは、無個性でつまらないと思うんです。ファッションセンスは、経験することで磨かれます。いろいろなデザインのものを着ることで、おしゃれの偏差値が高まるんです。他にはない個性の光るお洋服が、自分が持つ個性とマッチする。その相乗効果ですてきに見えるものなんですよ。

―インナーや定番アイテム以外で取り入れるとしたら、どんなものが良いのでしょうか?

長友:そのシーズンのトレンドアイテムをチョイスしましょう。トレンド性が強いアイテムは、消費期限が短い傾向にあります。だからこそ、お値段が安いという一番のメリットを利用してトライアル的に買ってみる。ファストファッションを上手に活用できている人は別ですが、何を選んだら良いか分からない人におすすめの方法です。

―トレンドのアイテムに挑戦できる良いきっかけになりますね!

長友:ファストファッションブランドで統一するのではなく、どこかに自分のテンションが上がるようなアイテムを取り入れるのもポイント。ハイブランドのお洋服や小物と合わせれば程よく肩の力が抜けた上品なコーデに仕上がりますし、お気に入りのセレクトショップで購入したアイテムで自分らしさを表現するのもいいですね。

ファストファッションブランドのアイテムはコーデの30%が鉄則


―ファストファッションブランドでもう一つ気になるのが、街での遭遇率。他人とカブるのを心配する声も多くありますが…。

長友:トレンドアイテムを取り入れるにしても、目安はコーディネート全体の30%にしてくださいね。スカートやパンツなど、パッと見てどこのブランドか分からないアイテムを選ぶのが◎。逆に、ワンピースなど面積のあるアイテムは目立つのでおすすめしません。「カブっても気にしない!」という覚悟があれば別ですが、トレンド性はあっても柄ものや個性が強すぎるものは避けるのが無難です。それと、どのファストファッションブランドでもシルエットに特徴があります。体型を美しく見せられるかどうかはボトムスで決まる部分も多いので、ブランドごとの特徴を把握して、自分の体型に合うブランドを見つけることも大切です。

スタイリスト・長友妙子が「買って良かった!」アイテム

長友さんがファストファッションブランドで注目するのが、ユニクロの高級ブランドとのコラボレーション。過去には「UNDERCOVER」、最近では「INES DE LA FRESSANGE」「Mame Kurogouchi」「MARNI」といったブランドとのアイテムが話題となりました。長友さんが個人的に購入したお気に入りが、「+J」コラボのブルゾンジャケット(2021年秋冬コレクション)。「お値段が高くてなかなか手が出ないブランドのアイテムが、リーズナブルに購入できるチャンス! なおかつ、デザイナーのスピリッツが入っているからトレンドも取り入れやすいのでオススメです」(長友さん)。


ファストファッションブランドを上手に活用するポイントは3つ。

  1. 値段が安いからこそトレンド性の高い(消費期限の短い)アイテムに挑戦する。
  2. 全身ファストファッションはNG。コーデ全体の30%が◎。
  3. ブランドごとの特徴と自分の体型との相性を見極める。

インナーや無難なアイテムしか選んだことがないという人も、ファストファッションブランドでの洋服選びの選択肢が広がるはずです。長友さんのアドバイスを参考に、お店をチェックしてみてくださいね。



\ 教えてくれたのは… /


 スタイリスト 長友ながとも 妙子たえこ

スタイリスト歴40年。ファッション誌・テレビ・広告などでファッションモデルや芸能人、著名人を中心に著名人を中心に300名以上を担当。現在は企業のブランディング、PRアドバイザー、講演活動など活躍の場を拡大、一般人に向けたパーソナルスタイリストとしても高い評価を得ている。2020年には高島屋の「サロン ル シック」とのコラボレーション「Nagatomo for Salon le Chic」のディレクションも行う。https://stylist-nagatomo.com/

 [繊細な人の仕事がうまくいくファッションのルール]

関連記事