~たんぱく質と体の不調の関係とは?~

季節の変わり目には体調不良や、頭痛、肩こりなどさまざまな不調が起こることがあります。

湿度や気温差などによる自律神経やホルモンバランスの乱れなどの原因が考えられますが、もしかするとたんぱく質不足が引き起こしている不調かもしれません。

わたしたちのからだとたんぱく質の関係から、不調の原因を探っていきましょう。

たんぱく質とは

 

まずそもそもたんぱく質とは何でしょうか。

たんぱく質は、筋肉や内臓、皮膚や爪、毛髪など人体のいろいろな部分を構成する栄養素です。主に20種類ほどのアミノ酸からできています。

たんぱく質の役割

 

たんぱく質とひとことでいえども、20種類のアミノ酸が鎖状に組み合わせたもので、人間のからだだけでもおよそ10万種類にものぼります。

先に挙げた筋肉や内臓のほか、からだの構造や、神経伝達物質、消化酵素のようなからだの機能維持など、その役割は多岐にわたります。

つまり、それだけからだに多く存在し、私たちのからだを支え維持するうえでとても大切な栄養素といえます。

からだの不調とたんぱく質不足

 

では、からだの不調とたんぱく質不足はどのような関係があるのでしょうか。

イライラやうつ

脳内の神経細胞や、セロトニンやドーパミンなどの神経伝達物質もたんぱく質からできています。セロトニンなどが不足すると、疲れやすくなり、意欲が低下するなどのうつ症状が現れるといわれています。

生理の症状が重い

鉄分不足もそうですが、酸素を運搬するヘモグロビンもたんぱく質です。貧血の疲れやだるさのほか、無理なダイエットや偏った食生活によってホルモンや自律神経のバランスを崩すといわれています。

疲れやすい

筋肉もたんぱく質でできています。無理な食事制限などにより筋力低下が起きると、当然体力も衰えます。少しの運動で呼吸が乱れたり、疲れたりしやすくなります。

肩こりや頭痛

背中や肩の筋力が落ちると、血行が悪くなり肩こりや頭痛を引き起こすといわれています。

髪にハリやコシがなくなった

髪もケラチンというたんぱく質でできています。乾燥やたんぱく質不足により、傷みや切れ毛、抜け毛のもとになります。美しい髪は海藻がいいというイメージがありますが、筋肉や血液同様に、日ごろのたんぱく質の摂取が大切です。

 

良質なたんぱく質を採るためには?

 

たんぱく質を多く含む食材として、肉、魚介類、卵、大豆、乳製品があげられます。厚生労働省の定める、たんぱく質の食事摂取基準によると、30才~49才の推定量は、

 

男性:60g

女性:50g

 

とあります。この値は、ふつうにバランスよくお肉や魚、卵など、たんぱく質の含まれた食事を心掛けていれば達成されるといわれています。

しかしながら、脂身の多いものやごはんの量が多い場合など、摂取カロリーのわりにたんぱく質が少なくなってしまう可能性も忘れてはいけません。

過剰な摂取は内臓への負担やカロリーオーバーによる肥満にもつながりますが、ダイエットのような極端な制限も、不調をきたしてしまいます。

 

普段からジムに通うなどスポーツ週間のある人は、推定量よりも多めの摂取を心掛ける必要があります。

また、女性の体調不良の原因は、無理なダイエットや食生活の悪化といわれており、こうしたたんぱく質の摂取量の低下が引き起こしているためと考えられます。

 

バランスの良い食生活を

 

筋肉から内臓、血液などからだじゅうに存在しからだの構成要素として大切なたんぱく質。不足するとからだに影響が出る理由がわかりました。

 

日々の食事は、炭水化物や食物繊維など「高たんぱく・低脂肪」が理想的です。

規則正しい生活と食生活をおくり、不調のない健康的な生活を心掛けたいものですね。