だるい、頭がボーっとして眠い。睡眠不足かな?と思えるその症状、実は鉄欠乏による貧血かもしれません。疲れやすさやだるさ、階段の上り下りがつらくなった…など症状から、顔色が悪く見えるなど、疲れのたまったフケ顔に見られてしまうこともあります。

このような健康にも美容にもよろしくない鉄欠乏ですが、いったいどのような原因で起こるのでしょうか?調べてみたいと思います。

鉄欠乏とは

鉄欠乏は文字通り鉄分が不足して起こることで、鉄欠乏性貧血が知られます。血液の成分である赤血球に含まれるヘモグロビンは、酸素を運ぶ働きをしますが、ヘモグロビンができるときにも鉄分を消費します。その鉄分が不足し、ヘモグロビンの酸素運搬量が減ってしまうと、だるさやめまいなどの貧血の症状があらわれます。

 

鉄欠乏の原因

何らかの原因で体内の鉄分が不足すると、ヘモグロビンの合成もうまくいかなくなり、赤血球の中のヘモグロビンが減少し、赤血球自体も小さくなってしまうのです。

ヘモグロビンの減少によって、酸素が体内に充分供給できなくなるため、だるさや疲労感が出てくると考えられています。

 

主な原因

  • 摂取量の減少 … 栄養バランスの悪い食事や、過度の食事制限、無理なダイエットによる。
  • 鉄使用量の増加 … 思春期や女性の場合の妊娠・授乳期は鉄が多く必要になります。
  • 鉄を失う量が増えている … 女性のばあい妊娠・出産、月経のほか、不正出血により血液が不足しがちになります。また、男性の貧血の場合、胃腸や消化器系の疾患が疑われます。
  • 鉄分の吸収障害 … 胃の切除などにより胃酸が減少し、鉄の吸収が減ります。

 

女性の7割は鉄欠乏!?

女性は妊娠や出産、月経により鉄欠乏になる条件が多く揃っています。また、過度なダイエットや食事制限も鉄欠乏の要因になります。

 

鉄分を補うには?

食品に含まれる鉄分には、

ヘム鉄:肉類や魚介類に含まれる。吸収率がよい。

非ヘム鉄:乳製品や青菜に含まれる。あまり吸収がよくない。

があります。良質な動物性たんぱく質とともに、とくに非ヘム鉄は、ビタミンCを多く含む食物と一緒に食べると吸収率が高まるといわれています。食事の中で、できるだけ鉄分の多い食品を取り入れましょう。

 

たんぱく質は赤血球やヘモグロビンの材料になります。魚や肉、大豆製品、卵に含まれます。主食のコメとともに主菜と副菜をバランスよく食べることが大切です。

また、ビタミンB12と葉酸は造血効果があり、赤血球をつくるために必要な栄養素です。牛レバーや豚レバーに多く含まれており、やはり「貧血にはレバー」が正解なんですね。

 

おわりに

脳が酸素欠乏状態になると、判断力や思考力が低下します。だるさや疲ればかりか、仕事中に思考力がダウンして考えがまとまらなくなったりもします。そして仕事がうまくいかないことでイライラするなんてことも。

鉄分をとりたいからといって、サプリメントを多用するのは禁物です。良質なたんぱく質と、そして以外に見落としがちなビタミンCやB12、葉酸も摂れるような健康的な食生活を心掛けたいものですね。